風邪・インフルエンザ

風邪のときに行くのは内科?耳鼻科?抗生剤は不要?

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風邪のときは近くの一般的な内科へ行くことが多いと思います。

しかし、症状によっては専門性の高い診療科へ受診した方がよい場合があります。

 

耳鼻咽喉科への受診が適切な場合

・鼻水・鼻づまりがひどい場合

・耳鳴り・難聴がある場合

・咽頭部の痛みがひどい場合、声が出ない場合

上記のような場合は、副鼻腔炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、声帯炎などが疑われるため、一般的な内科へ受診するよりも耳鼻咽喉科の方が専門的な検査・治療を行うことができます。

耳鼻咽喉科では、耳・鼻〜上気道(鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭、声門まで)の問題を専門としており、これらの異常が疑われる場合に受診すべき診療科です。

 

呼吸器内科への受診が適切な場合

・高齢者

・過去に肺炎を繰り返している

・咳嗽が止まらない、汚い痰が出る

・呼吸の苦しさがある

・内科的疾患で通院している

・ステロイドの使用など、免疫状態が弱っている

上記のような場合は、肺炎や全身疾患を合併している可能性があったり、入院が必要となる場合があります。

呼吸器内科では、下気道(喉頭よりも肺側の気管、気管支、細気管支、肺)の問題を専門としており、これらの異常が疑われる場合に受診すべき診療科です。

 

病院では抗生剤を処方しない?

風邪の場合は「抗生剤をください」と来院される患者様が多くいらっしゃいます。

しかし、「風邪」の中でも抗生剤が有効なもの、無効なものがあります。

細菌感染が疑われる場合、血液検査で白血球が上昇したり、汚い痰が出ることが多く、全身症状を踏まえて抗生剤を処方します。

しかし、多くの風邪はウイルス感染のことも多く、この場合に抗生剤を使用しても意味がありません。

不要な抗生剤を処方することは、特定の抗生剤に耐性菌が出てしまったり、予期しない副作用を生じるなどデメリットも多いため、最近は病院へ受診しても抗生剤を処方しないことが多くなっています。

 

ウイルス感染による風邪の場合は、基本的に解熱鎮痛剤が咳止め、整腸剤、経口補水液などを処方して休養をとっていただきます。

また、風邪が治った後も3ヵ月程度せきが続き、慢性咳嗽へ移行する場合もありますので、その場合は頓用薬として咳止めを処方します。

 

基本的に数日間〜1週間前後で風邪症状は改善しますが、新しい症状が出てきたり改善傾向が見られない場合には風邪症状が先行する他の病気も疑われるため、病院へ受診してください。




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